◆プロフィール

2023年 東京大学法学部第2類卒業。 森濱田松本法律事務所 アソシエイト。

 

活躍されている弁護士の方に出会って目にした企業法務の世界

-改めて猪俣さんの経歴をお聞きします。大学2年生で司法試験予備試験に合格され、卒業後は企業法務の世界に進まれました。大学時代はどのように過ごされていらしたのでしょうか。

 

駒場時代は司法試験予備試験の勉強に時間を使っていました。その結果、2年生で予備試験、3年生で司法試験に合格することができました。予備試験の1次試験に合格して一段落着いた時に株式会社Buildsの橋本社長にお誘いを頂き、マーケティングのインターンを1年半やらせていただきました。その後TBSの番組に1年間レギュラーで出させていただき、それもとても良い経験でした。

1年生の時は具体的なビジョンが定まっていないまま司法試験の勉強をしていたのですが、転機となったのは公孫会を通した出会いです。理事の河西さんから企業法務で活躍されている弁護士の方を紹介していただき、弁護士がビジネスをどうサポートしているのかを教えていただきました。それをきっかけにスタートアップをリーガルの面でサポートしていくことに興味を持ち、今の事務所にお世話になることになりました。これからは企業法務の弁護士としてビジネスを見ていきたいと思っています。

 

学部や年齢を超えた繋がりで選択肢が広がった

-東大公孫会には学生第1期生として入会されています。会ではどのような活動をされていますか?

 

自分の場合は1期生ということもあり、OBOGの方々に面倒を見ていただく機会が多かったです。特に河西さんには企業法務の弁護士の方を紹介していただき、他の学生との交流の場も作っていただきました。今でも定期的にお会いして近況を報告しています。繋がりを通して将来のキャリアについて、自分一人ではたどり着きえないような選択肢を幅広く見ることができました。学生が増えてくると学生同士での交流の機会などもありました。キャリアパスが似通っている学生が多い法学部にいた自分にとって、様々なビジョンを持った友達を作ることができたのは良かったです。法曹志望の後輩が入会してきた時は予備校選びの相談をうけたりしました。

将来のキャリアについて、一大学生にはなかなかたどり着けない選択肢に就かれているOBOGの方のお話を自分から聞くことができる環境というのは公孫会の大きな魅力だと思います。同世代の仲間とも公孫会の枠を超えて関係ができました。今後もこういった関係を皆さんと築けていけたらと思っております。